【Rails7】rbenv で Ruby をインストール&バージョン管理する

異なるRubyのバージョンを一括で管理してくれる便利なソフトとして有名な「rbenv」。

Railsの学習を進めていくと、必要に応じて異なるバージョンに切り替える必要があったりするのですが、

そういう時にrbenvはとても便利。

最近はたびたびrbenvを使うのですが、(やり方すぐ忘れるのでw)その度にメモしたノートを参照しながらやっているので、

今後(忘れた時)のためにもいっそのことコピペして使いやすい形としてデータ化してしまおう、

ということで、忘備録として本記事を残すことにしました。

目次

実行環境(PC)

  • M1 Macbook Air 2020
  • mac OS Monterey (ver. 12.4)
  • ターミナル bash (Rosetta 2 使用)

※ターミナルで$ uname -mを実行し、アーキテクチャがx86_64(Rosetta2 使用)となっていることを確認する。

rbenv のインストール方法

ターミナルを起動して Homebrew をインストールする。

$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

続いて rbenv をインストールする。

$ brew install rbenv

パスを通すために、まずは rbenv がインストールされている場所を確認。

$ which rbenv
/usr/local/bin/rbenv

場所を確認したら、.bash_profile に以下のように記述する。(すでに記述されていたら、その部分はスルーでOK)

# homebrew
export PATH="/usr/local/bin:$PATH"
# eval "$(/usr/local/bin/brew shellenv)"

# rbenv
export PATH="$HOME/.rbenv/shims:$PATH"
eval "$(rbenv init -)"

.bash_profileに記述した内容を反映するために、以下のコマンドを実行。

$ source ~/.bash_profile

$ brew -vでバージョンが表示されたらOK。

$ brew -v
Homebrew 3.5.2

rbenv の使い方

インストールできるバージョン一覧を確認

$ rbenv install -lでインストールできるバージョン一覧を表示。

$ rbenv install -l
2.6.10
2.7.6
3.0.4
3.1.2
jruby-9.3.4.0
mruby-3.0.0
rbx-5.0
truffleruby-22.1.0
truffleruby+graalvm-22.1.0

※2022年6月21日時点でのバージョン一覧です

バージョンを指定してインストールする

$ rbenv install 3.1.2

インストールしたバージョンを実行可能にするため、以下のコマンドを実行する。

(新しいバージョンのRubyをインストールした後、またはコマンドを提供するgemをインストールした後にこのコマンドを実行)

$ rbenv rehash

rbenv-rehash をインストールしておくと、gemをインストール(アンインストール)した後に自動的に$ rbenv rehashを実行してくれる。

$ gem install rbenv-rehash

使用するバージョンを指定(変更)する

まずは、インストールされているバージョンを確認。

$ rbenv versions
  system
  2.6.10
  2.7.6
* 3.0.0 (set by /Users/[username]/.rbenv/version)
  3.1.2

「*」は現在使用しているバージョンです。

別のバージョンに変更する場合は、以下のように記述する(インストールされているバージョンの中から指定する)。

$ rbenv global 3.1.2

globalはシステム全体で使う Ruby のバージョンを指定する。

プロジェクトごとにRuby のバージョンを指定したい場合は、指定したいプロジェクトのフォルダに移動し、以下のように実行する。

$ rbenv local 3.1.2

指定したバージョンになっているか確認する。

$ ruby -v
ruby 3.1.2p20 (2022-04-12 revision 4491bb740a) [x86_64-darwin21]

これでOK。

Rails のインストール

指定した Ruby バージョンで Rails をインストールする

$ gem install rails -v 7.0.3

バージョンを指定してインストールする場合は後半に-v バージョン名のように指定する。

$ gem install railsを実行すると、最新バージョンのRailsがインストールされる。

$ rails -v
Rails 7.0.3

インストール済みの Rails バージョンを確認

$ gem info rails でインストール済みの Rails バージョンを表示。

$ gem info rails

*** LOCAL GEMS ***

rails (7.0.3, 6.0.5)
    Author: David Heinemeier Hansson
    Homepage: https://rubyonrails.org
    License: MIT
    Installed at (7.0.3): /Users/[username]/.rbenv/versions/3.0.0/lib/ruby/gems/3.0.0
                 (6.0.5): /Users/[username]/.rbenv/versions/3.0.0/lib/ruby/gems/3.0.0

    Full-stack web application framework.

ただし、複数のバージョンがインストールされていても、$ rails -vでは最新バージョンしか表示されない。

バージョン指定で Rails new する

$ gem info rails でインストール済みの Rails バージョンの中から、指定したいバージョンでプロジェクトを作成する場合は、以下のように記述する。

$ rails _6.0.5_ new test_app

バージョン指定がない場合は、インストールされているバージョンの中から最新のバージョン(ここでは 7.0.3 )を用いてプロフェクトが作成される。

以上、覚え書きでした。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

愛知の34歳。無職で暇になり始めたプログラミング(Ruby on Rails)の忘備録をまとめたブログです。最近は別にやりたいことができたのでプログラミングほぼやっていません。気が向いたらまた再開するかも。僕の日常はメインブログの方で更新しています。

コメント

コメントする

目次